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2009/01/17

政府と日銀の協調はなるか?

 2009年1月16日の経済財政諮問会議では,会議の場で次のような議論があったようだ。

アメリカはリスク資産を買って信用を緩和する政策をFRBがとっている。これは、日銀の量的緩和とは違うのではないだろうか。また、米国においては、FRBと財務省との連携プレーが多いことも目立つ。(発言者不明)

 この発言は,誰がしたものなのだろうか。明らかに,先日のバーナンキのLSEスピーチを踏まえての発言だと思われる。また,FRBと(米国)財務省との連携のあたりは,

 日本銀行とFRBの政策の違いの究極的な理由にもなるのだが、日本の政府は事実上、日本銀行との政策協調に失敗している。もちろん当事者は失敗しているとは絶対に認めないだろう。しかし景気減速(しかも多くの政府関係者はお馴染みのレトリック「100年に一度」を使っているので相当深刻な意識をもっているのだろう。まあ、ただいってるだけ、という可能性もある)に対して、政府と日本銀行は協調しては本当に何もしていない。

 例えば現状で、日本政府と日本銀行が政策について直接議論ができる場は、経済財政諮問会議しかない。久しぶりにこの会議の要旨をさきほどみて愕然とした。まったく日本銀行の取り組みについて言及はないのだ。メインテーマは毎回、財政再建だけ! 「100年に一度」の不況がメインテーマになることもない。ただ単に役所主導の文書を作成するための証拠(発言)を保存しているだけが役目である 苦笑

 アメリカの経済政策と日本の経済政策の究極の差異は(もちろんこれが結局は日銀とFRBの差異にも繋がる)、~(引用者中略)~深刻な不況ならば協調して事態にあたらなくてはいけない政府と日本銀行の共通の政策交渉の場がまったくないこと、また議論する場(経済財政諮問会議)でもまったくスルーされている(こと)。

~給付金反対60%超と本当に何もしてない麻生政権 「Economics Lovers Live 」より

を読んでいるのではないか。バーナンキのスピーチにアンテナを張っているとすれば,学者議員の岩田氏か吉川氏であろう。
 いずれにせよ,日本銀行総裁が議員として参加している経済財政諮問会議で,こういう議論が出てきているというのは,少しは本格的な金融政策への光明が見えてくるということだろうか。
 議事録が出てきたら,是非,誰の発言で,日銀総裁が,どのように応答したのか読んでみたいものだ。

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